2014年10月23日木曜日

N-S-C

わりとプライベートに作ってる音源をSoundCloudに載せていくことにしました。

https://soundcloud.com/ennecy

自分の好きな感じ、頭の中で鳴ってるリズムをたまに出したくなるので。
夜ひとり鍵盤に向かって録音してます。
まあ絵で言ったら落書きみたいなもんです。

いつの間にか、自分のリズムの感覚のルーツになってる音楽と日頃演奏してる音楽はほとんど接点なくなってんですよね...別にいいけど。

2014年10月1日水曜日

松本でパーカッション・ソロなど

公園での練習が気持ちいい季節になってきました。
蚊もセミもまだいますが、秋の虫も鳴いてます。

相変わらず色んなところで演奏してます。

小田急線で町田に行ったり。

高速バスで松本に行ったり。

ミュージシャンはサウンドチェックの後、だいたい演奏前に空き時間ができるのですが、その時間にうろうろするのが好きです。
行き帰りは重い太鼓を持ってたりするけど、この合間の時間は手ぶらです。
リハーサルや待ち合わせの時間を間違えて、時間つぶしにうろうろするのも好きです。

今月は自分のバンドYalaqweのライブもありました。
お越しいただいた皆様、ありがとうございました。
濃密な時間となりました。

松本はダンスイベントでパーカッションソロ&ダンスとセッションでした。
ソロの一部をYoutubeにアップしました。


昔はやたらとひとりで叩いてましたが、今になってみるとけっこうなプレッシャーがあるものです。
貴重な機会でした。やってよかったです。
ストリートダンサーとのセッションもしばらくぶりでした。
松本まで呼んでくれたちびゆりちゃんありがとう!

最近はご縁があってプエルトリコのアフロ・ダンス&音楽「ボンバ(Bomba)」のワークショップを手伝ってます。
10/4は何かとよく行く代々木のANCEで、ハウサー企画のイベントにボンバ・チームで出演。
面白いミクスチャーになりそうです。

2014年9月17日水曜日

Yalaqweライブやります

8月後半はSepteto Bunga TropisでObatala Segundoと対バンしたりJAZZ KLAXONで仙台ツアーに行ったり盛り沢山でした。

Obatala Segundoのアンコールに呼んでもらってジェンベを叩いたのは、緊張したけどなんだか気合いが入りました。

仙台ツアーは前日のお台場から4連チャン。
久々に打ち上げらしい打ち上げ(国分町で中華)もできて楽しかった。
毎晩朝までトモ(リーダー)の実家で飲んで。

9月も色々あります
色々あるけど、なんといってもこれ。
自分のバンドYalaqweでライブやります。
5ヶ月ぶりです。

楽しみです。

ドラムセットのいるバンドではやらないプレイをするので、パーカッションセットの奏法を発展させるいいきっかけになってます。

対バンはJAZZ KLAXONで一緒の鍵盤奏者・南部勇木のflowersにお願いしました。

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9/21(日) 青山 Praca Onze
Yalaqwe:
 池宮ユンタ(per) 高井汐人(ts) 関根恒太朗(as) ヤマトヤスオ(wb)
flowers:
 南部勇木(pf) トオイダイスケ(eb) 平瀬祐人(ds)
18:00 open / 19:00 1st stage / 20:30 2nd stage
チャージ¥2200+オーダー

[ Yalaqwe ]
池宮ユンタのリーダーユニット。2011年より活動開始。パーカッション、ウッドベース、テナー&アルト・サックスという編成で、ジャズや、中南米、アフリカ、インドなどの曲を含むレパートリーを、エキゾチシズムの再構築をテーマとして演奏してきた。
https://soundcloud.com/ayonene

[ flowers ]
鍵盤奏者南部勇木のリーダーピアノトリオ。
ベースのトオイダイスケ、ドラムの平瀬祐人と共に、2012年末の冬に活動を開始。
南部勇木の様々なルーツや音楽経験を詰め込んだ楽曲を中心に、ドライブ感溢れるトリオの演奏で、鮮やかな音の軌跡を描く。
2014年春、flowersとバンド名を決定。花のように喜びを分かち合い、季節を越えて生きていく。そんなきっかけの音楽になるように。
http://yukinambu.blogspot.jp/

2014年8月18日月曜日

Septeto Bunga Tropisひさびさのライブです

今日はひさびさに一人でジェンベをゆっくり練習しました。
ライブでは全然使う機会がなくなりましたが、やっぱり自分の一番の土台です。
なんか、これがヘボだとどうしようもないな...という感じです。
公園、残暑、すごくいい時間でした。


さて。高井汐人率いるSepteto Bunga Tropis、ひさびさのライブです。
5月のPit Inn以来ですね。
なんと中路英明さんのObatala Segundoとの対バンです。
うーん。
大儀見さんも復帰されており、中路さんともどもダブルヘッダーになります。
とても楽しみです。

8/26(火) 原宿 CROCODILE
Obatala Segundo, Septeto Bunga Tropis
18:00 open / 20:00 start
チャージ¥3800
オバタラ・セグンドサマーツアー2014謝恩会
“オリジナルコンポジションの夕べ~ラテンジャズの今日・明日・未来、、、ゆうてもよう知らんけど”
LA DECISION NUEVE(9番目の決意) / OBATALA SEGUNDO

で、その前に、この土曜はJAZZ KLAXON in 丸の内です。
今回の対バンはなんとサルサバンド。
この日は高井汐人がダブルヘッダーです。高井月間です。

8/23(土) 丸の内 CAFE SALVADOR
Jazz Klaxon, Puente de Agua
19:00 open / 19:30 start
チャージ¥1500

JAZZ KLAXONは、月末は仙台行きます。

8/28(木) お台場 ヴィーナスフォート前 夢の広場
アメリカン・フェスティバル2014
Jazz Klaxon
アメリカのBBQ料理と音楽が楽しめるイベントです。Jazz Klaxonは夕方〜夜の出演予定です。

8/29(金)塩竃 E-Bar
Jazz Klaxon
19:30 open / 20:00 1st / 21:00 2nd
チャージ¥3000(1ドリンク込み)

8/30(土) 仙台 ADLIB
Jazz Klaxon
16:30 open / 17:00 1st / 18:00 2nd
チャージ¥3000(1ドリンク込み)

8/31(日) 仙台
Jazz Klaxon
詳細不明

2014年8月10日日曜日

シェイカーの2ウェイ・コーディネーション

最近、シェイカーを少しずつ練習してます。
両手にシェイカー(とかカシシとか)、片手シェイカー片手タイコなど。
まだぜんぜん大したことできないですが、入り口には立てたなという実感があります。
時間さえかければ必ず上達するというところまでは来たかなと思います。
たまに思い出したように練習してたのですが、ここまでけっこうかかりました。

振りモノ全般、すごいテクニックの動画はYoutubeなんかにはたくさんあって、説明が付いてるものもありますが、観ても「はあーすげー...」で終わってしまうことが多くないですか?自分は多いです。
なので、これまで整理できたところを、セオリーだけ書いてみようと思います。
主にシェイカーの2ウェイ(両手で)についてです。
振りモノを少しやってみたことがあって、これから練習していこう!という人には役に立つかもしれません。
(毎回ですが、けっこうピンポイントですね...)
でも、やったらやったで、振りモノ以外のパーカッションにも役立つと思います。
(以前書きました→振り物とストロークの中のグリッド

個々の楽器のテクニックについては、解説するほどの何も持っていないので、触れません。基本的なストロークについてだけ整理してみます。

マラカスやシェイカーは、色んな振り方ができます。上下に振る、横に振る、色んなやり方で回す、打ち合わせる、など。
横に振るのは比較的「物を叩く」のに近い感覚でできます。好きなタイミングでできるからです。
回すのは、ハッキリした打音が出ないのですが、他の音と混ぜて振りモノ独特の効果が出せます。

で、一番基本的なのは、上下に振るストロークじゃないでしょうか。
これには重力という強い制約がかかってきます。
ちゃんとした音を鳴らそうと思うと、アップストローク(振り上げる)からダウンストローク(振り下ろす)までの時間はあまり自由に幅を決められません。
もちろん頂点で止めることもできますが、いつもこれをやるわけではない、というかそれでは振りモノの意味がないです。
(これは横に振る場合との最も大きな違いです。シェケレは左右どっちでもチャッと止まりますよね。)

ということで、アップストロークを「U」、ダウンストロークを「D」、休符を「-」と書くなら、
U D - U D - U D - U D -
というような動きが基本コンポネント(=ひとまとまりの動作)になります。
アップの後は基本的にすぐにダウンが来るしかないですよ、ということです。
連続して
U D U D
でも、間を広く空けて
U D - - - - U D - - - -
でもいいんですが、とにかく「U D」です。
やってみたことある人は分かると思いますが、わりと当たり前のことです。
先述のとおり、べつに絶対にU(=上げたところ)で止めれない!という意味ではないですよ。

シェイカーでだいたい最初に練習するのは、
U) D u d U D u d U D u d U D u d U D ...
という、アップダウンを繰り返しながらアクセントを付ける奏法ですよね。
これは片手でできます。
これをやりながら反対の手で色々やる、というのは、とても重要なインディペンデンスのテクニックなのですがここでは置いときます。

はい、やっと話が2ウェイまでたどり着きそうです。
僕は、最初に両手にシェイカーを持っていきなり色々やろうとしたとき、まず途方にくれました。
しばらくやってまた途方にくれました。
そこから、いちお「入り口に立つ」までには、整理が必要でした。
その出発点になるのが、さっきの「U D」。これが第一法則です。

第一法則:基本的にはそれぞれの手は「U D」の繰り返し(連続/間を空けて)しかできない
(ちなみにこの法則、第一までしかありません。)

そうすると、両手でできる基本コンポネントとして、すぐにこういうのをやってみるんじゃないかなと思います。
[ 左右2−2ずつのオルタネート ]
R: U D - - U D - - U D - - U D - -
L:  - - U D - - U D - - U D - - U D
これはめっちゃ簡単です。いきなりできます。
もう一個、考えつくのが
[ 左右1−1ずつのオルタネート ]
R: U - D - U - D - U - D - U - D -
L:  - U - D - U - D - U - D - U - D
的なやつです。
が、これはむちゃくちゃ難しいです。
いきなりできた人はもう続きを読まなくていいと思います。

これが失敗(?)すると、こういうのに落ち着きがちです。
[ 3連(左右が1発だけ重なる) ]
R: U D - U D - U D - U D -
L:  - U D - U D - U D - U D
これは重要な基本コンポネントです。
ちょっと練習すると、得意なテンポ・得意な手順ではできるようになると思います。
今までの全ての例と同じく、手順と拍に対する位置は順列組み合わせが可能です。
この例だと、3連なので拍に対する位置はあと2パターンの組み替えが可能です。
R: - U D - U D - U D - U D
L:  D - U D - U D - U D - U

R: D - U D - U D - U D - U
L:  U D - U D - U D - U D -
で、それぞれの左右逆があります。

ベネズエラのマラカスの基本奏法を解説してくれているこちらのビデオでは、この「左右が1発だけ重なる3連」が最も基本的なパターンですと言ってます(3:30あたりから)。

このパターンのキモは、左右のアップとダウンが重なるところをいかにキレイに一つのアタックで鳴らせるかというところです。とりあえずできてから、色んなテンポで上記6パターンをキレイにできるまではけっこう練習が必要です(やり始めたのは何年も前ですが、自分もまだまだです)。

あと一つ基本コンポネントと言えるのが、これです。
[ 左右でアップダウンが逆(スティックのオルタネート) ]
R: U D U D U D U D
L: D U D U D U D U
これは一番簡単ですね。
タイコを叩くときの動作(ダウン)を左右で交互にやってみれば、自然とこうなります。
アクセントも、タイコを叩くのと同じ感覚で付けることができます。

ということで、第一法則を出発点にして、両手でできる基本コンポネントを、簡単な順番に、
[ 左右でアップダウンが逆(スティックのオルタネート) ]
[ 左右2−2ずつのオルタネート ]
[ 3連(左右が1発だけ重なる) ]
[ 左右1−1ずつのオルタネート ](そうそう実用化できないと思いますが...)
というふうに整理できます。

あと、振りモノの特徴として、スティックでいうところのダブルストロークはトリプルになる(なりやすい)。というのがあります。
D D」と打ってると「DUD」になるからです。
このビデオで解説されてます(2:02あたりから)。

とまあ、アップ&ダウンストロークを使った2ウェイに関しては、いま整理できてるのはこんなところです。
おしまい。


おまけ。
マラカスのすごい動画を紹介します。
有名なパーカッショニストの方がFacebookで紹介されていたので知りました。
ここまでできるっちゅうことですね...
マラカス以外も異常にすごい。

うまく貼れないけど、こっちの動画のほうがマラカスの人がよく見えます。

2014年7月18日金曜日

近況

2、3年やってたバンドBolokuru(Yala Yala)をやめました。
円満退社で、特に笑える話もなく、笑えない話もなく、むしろ書かなくてもいいかとも思ったぐらいですが...
自分にとってもバンドにとっても何かいい転換点になるといいなと漠然と思いました。
なんでもいいから波風が欲しいときがあります。

よく色んなとこで言ってるんですが、演奏に急に誰か来れなくなったり、何か楽器が足りなかったり、そういうのって重要な刺激だと思ってます。
自分で脱退するのは全然別といえば別ですが。
テキトーすぎると思われるかもしれませんが、けっこう大真面目な考えです。

バンドひとつ辞めて空く時間は、何か自分でも驚くことがしたいなと思ってます。
なんだろう。


さて。
8月までのスケジュール更新しました。
Jazz Klaxonが一番動きが多いです。2度目の仙台行ったり。
この夏のPRビデオを作ってみました。

こないだWEB上でコンテストに優勝して、インタビューが掲載されたりもしました。
イェィ。

最近はストリートもたまにやってます。
忙しかったり、泥酔したりして来れないメンバーもいるので、来れる人だけでやってみる。
泥酔しがちなメンバーがいる時のほうが人気があるという統計が出て、みんな暗い気持ちになったりしています。

一方、ストリートでやって、イマイチ人気がなかったときに飲むビールは、そこそこの味がします。
それでも一応飲みます。


先月用事でインドに行って、昔大好きだったビールを飲んだら、ぜんぜん美味しくなかったです。
同じことしても同じにはならないし、そもそも人生には何も同じことというのはないので...えーこれはどういう教訓になるでしょうか...
ビールの味はたまに飲んで確認したほうがいいということかな。

2014年6月6日金曜日

シグマとタイム

なんか据わりのいいタイトルを思いついたので、このテーマで書いてみることにしました。
リズムの話です。

シグマ=標準偏差、偏りの大きさの平均(みたいなもの)ということでいいでしょうか。
二乗して平均して平方根とるみたいなので、平均ではないですね。
なんで平均じゃないんでしょうか。イマイチ強烈な興味が湧かないのでWikipediaを閉じてしまいました。
「何回も同じこと(を目指して)やったときのバラつき」について話したいだけなんだけど、語呂がいいからシグマって言ってみました。

タイム。タイム感、どっしりしたタイム、スピード感のあるタイム、前ノリ後ノリ、いろいろ言います。
かなり深い話にもなりかねませんが、そういう話は飲み屋でするとして(飲み屋でするのが適切な話題かどうかはケースバイケースです)、まあメトロノームより相対的に速めに音を出してるのか、それとも遅いのかという話だと思ってください。

速いといっても、メトロノームや一緒に演奏する人よりテンポが速いとどんどんズレていきますから、速いというのは打点が毎回(メトロノームや人より)早い傾向があるけどどんどん速くなってるわけではないです。
遅いのも同じです。

ただし一緒に演奏する人は影響を受けて変化するので、様々な現象が起きますが、この話も飲み屋ですることにしておきます(演奏の直後にこの話をして、お酒が美味しくなるかどうかはケースバイケースです)。

と前置きが長くなりましたが、この図を見てください!
メトロノームと一緒にタン、タン、と叩いてみたとして、だいたいちょっとズレますよね。
上手い人はピッタリに聴こえたりしますが、でもミクロではズレてるはずです。
上手い人だと拡大図が必要なので、まあわりとヨタヨタとした人が何回もやってみて、累積した結果をグラフにすると、たぶんこういうふうになるはずです。
横に4つ刻んである目盛りが、メトロノームの音の鳴ってるところ(時点)だと思ってください(グラフを作るのがめんどくさすぎて4拍で終わりました)。

ふつうに考えると、メトロノームの音の時点を中心として前後に分布するのかな。と思います。
たぶんこういういわゆる釣り鐘型の、正規分布に近いものになるんじゃないかと思います。

が。実際はこういう人ばかりではない。
走りがちな人と遅れがちな人というのはいます。
そして、すごくバランスのいい人を除いてけっこう皆どっちかだったりします。
いつもじゃなくても、こういう場面では走りがち、とかね。

おそらく走りたいわけでも遅れたいわけでもないんです。
打楽器でいうと、メトロノームより速めに叩きたいとか、遅めに打ちたいとか、常に思ってる人はなかなかいないと思うんですけど...どうですか?
まあここんとこはゆったり打ちたいとかあるけど。常に後からついて行きたい!先頭を走りたい!っていうことはないと思うんですよね。

しかし、走りがちな人と遅れがちな人というのはいます。
どっちかというとこれは、「遅れたくない」とか「走りたくない」んじゃないかと思います。
さっきの分布図でいうと、遅れたくない性質の人は、目盛りより右にはみ出てしまった音がすごく気になります(自分はどっちかというとこっちタイプです)。
走りたくない人は、左にはみ出たとこが気になります。
それを避けようとして、こうなるんじゃないですかね。

さっきの繰り返しになりますが、右にはみ出したくない人も、左にはみ出すのがそんなに気持ちいいわけじゃないんです。
でも一番イヤな事態を避けるためにこうなりがちなのではないかな。
ということを、しばらくまえに思いました。

まあ前とか後ろにタイムが寄ってたらダメなのかというと、別にそれでよければそれでいい...というか何がどうでも自分がよければなんでもいいんですけど。
もしも直したい、直していく必要がある場合は、どうしたらいいでしょうね。

自分の性質に気づくことで、この右寄りとか左寄りなのを直すっていうのはひとつですよね。
要するに前か後ろどちらかに外すのが怖くて、ど真ん中じゃなく、それなりの安全圏を狙ってる状態なので、無自覚じゃなくなればもうちょい真ん中を狙うようにもなります。
ただ、これはなんせ性質というか気質というかそういう部分もあるので、本質的にはけっこう変えられないのではないかという気がしています。
最初の図に戻ってみれば分かる通り、人間がやってる以上必ず前か後ろに外れるので、前に外すのがイヤか後ろに外すのがイヤかという好みの問題です。この好みが無くなったり逆転するというのはかなりレアかと思います。

せっかくだから「シグマ」にも登場してもらいましょう。
もっと変えやすいファクターは、シグマじゃないですかね。
このグラフでいう釣り鐘の「横幅」ですね。
どれだけ思ったとこに正確に音を出せるかという部分です。
上の図の人たちが正確になると、それぞれこういう感じでしょうか。

主に自分の演奏のときの気分とか、上達の過程とかを振り返って書いてるだけなので、まあその程度の話ですけど...

ところで、どこかで読んだ話で、「トップアスリートのここぞというときのプレイのバラつきは正規分布になっていない」みたいな話があったんだけど、誰か詳しく知ってる人教えてください。
それってかなりヤバいことですよね。
トップミュージシャンでも似たようなことがある気がしてます。

2014年5月15日木曜日

JAZZ KLAXONでビデオ作りました



しばらく前から作ろう作ろうと言ってて、簡単なものですが作ってみました。
作ってみるとそんなに面倒でもなかった。
SONYから出てる、インディーズミュージシャンがミュージックビデオを自分で作るためのビデオ、みたいのを買ってそれで撮りました。

JAZZ KLAXON、今月末から丸の内のカフェでのライブシリーズも始めます。

5/31(土)
CAFE SALVADOR 丸の内
19:00 open
19:30 1st set: 上野真史(vo) & 吉野ユウヤ(key)
20:45 2nd set: Jazz Klaxon
Music Charge 1500円

この夏はまたツアーもできるんじゃないかと話してます。

ジャズ、ファンク、ソウル、などなど色々混ざった曲に、だいたいコンガでどんな風に叩こうかというのが毎回考えどころです。
セオリーはないようで、でもやっぱりうまくいく法則はいくつかありますね。
考えるといっても無から有を生み出すというわけではなく、ほんの少しの工夫やサジ加減が重要な気がします。
ラテンやアフリカンをやって学ぶこともありますが、こうやって応用することも自分のスタイルを作っていくのに重要な作業みたいです。

2014年4月11日金曜日

ひと段落

Yalaqweのライブ、しばらく前から準備をして臨んで、本番もけっこう緊張したので、終わってホッとしました(凡人)。
一緒に出てもらった塚本真一トリオ、とても繊細でゆっくりしていて、音に対して純粋で、かなりこの日の雰囲気を作ってもらったと思います。
雨と地下のお店の雰囲気もバッチリでした。
あとお客さんがやたらと怪しい人ばかりだったような気がします。怪しくしていただいてありがとうございました。

この週末は他にもライブ、リハーサル、ダンスクラスでの演奏、とてもいい感じで疲れました。

このあいだのライブから2曲、SoundCloudに上げました。
https://soundcloud.com/ayonene/20140404-leitodjedje-1
https://soundcloud.com/ayonene/20140404-mahjong-1
こちらは去年の。
https://soundcloud.com/ayonene/20130913-nardis
https://soundcloud.com/ayonene/20130913-naima

2014年3月19日水曜日

Yalaqwe

自分のリーダーグループYalaqwe、4月3日のライブに向けて準備を進めています。

ジャズとアフロ・リズムの接点を探るような方向性も出てきました。
リハーサルはすごい速さで進む場面と、思いっきり停滞する場面がありますが、どちらも非常に貴重な時間という感じがします。

最近やっと譜面を書くようにしてるので、それはいちお役立ってます。
ただ、いい演奏になることに直接の影響はない気もします。
難しい音符の扱いに抵抗のないメンバーに集まってもらってますが、音符じゃなく音を演奏できるメンバーでもあります。一緒にやることで、自分も以前より音に集中できるようになってきました。

どこの国の人が演奏してるか分からない感じは強まってきています。いい感じです。

ぜひぜひ観に来てやってください。

4/3(木) 吉祥寺 Foxhole
19:00 open / 20:00 start
チャージ¥1500

Yalaqwe
 池宮ユンタ(per) 高井汐人(ts) 関根恒太朗(as) ヤマトヤスオ(wb)
塚本真一トリオ:
 塚本真一(p) 守屋拓之(b) 菅沼雄太(ds)

2014年3月5日水曜日

ゴーストノートと音の混ぜ方

最近ひさびさにカホンで左手ヒール&トウを使ったゴーストノートの練習をしてみてます(右利きです)。ハーフタイムシャッフルとか。
なかなか実用レベルには達しないですね。
むしろベースをダブルで打ったほうがマシな感じです(これはこれでかっこいいし用途は多い)。

ゴーストノートって何て言い換えればいいのかな。
強く打つ音の合間の音?かなり子供っぽい。
合間を埋める音と言ってしまうと、埋め草的な感じがしてしまうし。
大きな音が大きな動きだとしたら、ずっと淡々と歩いてる(もしくは走ってる)イメージなんですが。

ハーフタイムシャッフルといえば、なんといってもJeff PorcaroのRosanna Shuffleですが(嘘。よく知らない)本人が解説してくれてる貴重なビデオがここで観れます。
Bernard PurdieとJohn Bonhamのハーフタイムシャッフルに影響を受けたと言ってますね。
グルーヴがミッチリと詰まって聴こえます。このフィーリングのキモはハイハットの「チッチチッチ」とスネアの「ッタッッタッ」の不自然なまでに自然な混じり具合だと思います。
タイミングが精密なのはもちろんのこと、音が一番混じりやすいようにダイナミクス(強弱)と音色をコントロールしてますね。スネアが3連2個目を叩いてるのはすごく存在感あるけど、そんなに大きな音出してないねきっと。

そういえば食べ物も、混ぜるときは分量大事ですよね。スパイスとかも、存在感あるやつが実は少量だったりして。

ドラムセットはきっと、シンバル類やタイコのそれぞれの音色がよく混じるように進化してきて今の形なんだろうなと思うんだけど、それぞれ関係ないパーカッションを特にセオリーもなくごっちゃにして使うときには、音が混じらないという苦労が絶えません。
最近やっと色々トライしてみてます。
あ、こうすればうまくいく、っていうときはだいたい、最初思ってたよりも小さい音を、うまく組み合わせたときが多い気がする。

マルチパーカッションのセットで叩くとき、楽器の組み合わせにはある程度向き不向きがあるんだけど、組み合わせだけで決まるわけではなく、音を混ぜるには音色やダイナミクスのコントロールと、これ全部でいい感じの音を出すんだ!という強い意志が大事だなーということにボチボチ気づいてきた次第です。

書いてみるとすげー当たり前っぽい...雑誌とかにも書いてありそう...しかし実感できないとなかなか先へ進めないものです。千里の道。

(モダンドラミングの歴史を逆さまにするスタンド。)

今度ひさしぶりに自分のリーダーグループYalaqwe(ドラムセットいない)でライブやるので、パーカッションセットの組み合わせとか、今できることを確認してみてます。

特に理由もなく7ヶ月も間が空いただけある、ハンパじゃない演奏をする予定です!
対バンも自分でお願いしました。ヤバいです。
4月3日、吉祥寺Foxholeです。

2014年2月14日金曜日

コンガ借りる

最近の写真を見返してみたら、色んなとこで借りたコンガばっかり叩いてました。
スタジオやなんかに置きっぱなしのコンガは、だいたい古い物が多くて、皮が死んでたりボディにヒビが入ってたり。
そういうのを鳴らすのけっこう好きです。

借りれるときはコンガ持ってかないで済む分、他の楽器を持って行っていろいろ試してみてます。




色んなとこで借りたコンガたち。

これは高円寺DOMのMEINLと自分のBauer。
今週やったJazz Klaxonのリハのときの写真です。

ドラムスの小山田くんは
「このスネアの皮は東京で一番死んでる」
「でも僕死んでる皮けっこう好きなんですよ」
と言って、いい音をさせてました。

2014年2月9日日曜日

2月

昨日は記録的な大雪でしたね東京。
スーパーまで自転車で行くのが大冒険でした。


今日は雪は積もってるけどいい天気で、練習日和。


金曜はバーでジャズの演奏でした。
初めてのメンバーと集まっていきなりせーのでやるのはしばらくぶり。
貴重な機会です。スタンダード憶えるし。
小池直也(as)、渡辺暢生(p)、角田隆太(b)というメンバーでした。
みんな活躍してる人たちですが、とにかく若い。
自分以外の平均年齢が25才ぐらい、しかも全員音楽家の家系らしい...
楽しかった。

ちなみに今回の話は小池くんのおじいさんが紹介してくださったんですが、ジャズクラリネットの第一人者だそうで、話がめっちゃ面白かったです!中川武さん。

さて2月のライブは残り2本です。ラテン2連チャンです。

21日は4ヶ月ぶりのSepteto Bunga Tropis。
次の日はSerpientes Azulesでキューバ人ダンサーArmadoさんのクラスの後にライブやります。

2/21(金) 青山 Praca Onze
Septeto Bunga Tropis
19:00 open / 20:00 1st set / 21:30 2nd set
チャージ¥3000



2/22(土) 両国 Rakia
Serpientes Azules
18:00- ルエダ レッスン
19:00- ソン レッスン
各2,000円/パーティー参加の方は各レッスン1,500円
20:00- サルサ レッスン
21:00- 食事、DJ、パーティータイム
21:30- ライブ
パーティー参加費:女性2,500円/男性3,000円(飲み放題・食事付き)

2014年1月20日月曜日

トリニダード/ギニア

しばらくまえにタワレコで激安で買ったCalypso Roseの2012年のアルバム"The Queen of Trinidad"が気に入ってたまに聴いてます。
売れなかったのか290円。DVDまで付いてて、ドキュメンタリーみたいのなんだが面白い。
どうもトリニダードらへんにはギニア系の人がいるらしく、途中でたまにジェンベの音が聴こえてくる。そこらへんでも叩いてるのか?映画の演出なのか?
教会でやってる儀式の場面ではなんか別のドラムを叩いてる。
うーん気になる。
Calypso Roseの家もギニア系らしい。

中南米の音楽で西アフリカにルーツがあるものを勉強できたら、ジェンベでやってることともっと繋がるのになーと思う。
なかなか勉強できるチャンスがないけど、アフロペルーの音楽は、その意味でとても興味深い。

(アフロペルーのパーカッションを習った、QueensのPedro Diazの家の地下室。渋すぎるカホン。ピカピカのLPもいいですが、、、この「LP」はロゴが手彫りだった 笑)

ジェンベとコンガを叩いてると、手の形はそこそこ似てるけど、運びはあんまり似てない。リズムもそんなに似てるわけじゃない。キューバの音楽は西アフリカのルーツがなさそうだし。
せっかく両方やってるから、接点を見つけたい。
セネガルのブガラブとか、ガーナのパンロゴはコンガに近そうだけど、習う機会がぜんぜんない。

バンドBolokuruあらためYalayalaでは、最近コンガを叩いてます。
(もともとはマリ〜ブルキナファソの伝統楽器中心の編成だったけど、ついに太鼓の類いがほとんどステージから姿を消してしまった...)
West Africanの音楽でコンガを叩くのは、いろいろ裁量もチャレンジもあって面白い。

(この写真はキーボードの人がおりませんが、今はおおむねこんな感じ)

マリ人がバンドで叩くコンガは、hand-to-handでプリミティブだけど、とてもいい音してる。
ジェンベを叩いてもスラップが深いから、そのままの手で牛皮も楽に鳴らせてるみたいに見える。
ここらへんも何気に「...えっ?」ってなるところで。

キミの手は、鳴っているか?!

2014年1月12日日曜日

テクニックの来歴

前回は2ウェイ・インディペンデンスについて書きました。
リニアな手順をとりあえず網羅するとやりやすいということも書きました。

スティック・コントロールの本(というか『Stick Controll』)とかは端的にそうですが、実際に使うフレーズとか、曲の中とかそういうコンテクストから切り離して、まずなるべく小さくバラバラにしたパーツを練習する。順列組み合わせを尽くす(たとえばRLRRLRLLをやったらRRLRLLRLもRLLRLRRLもRLRLLRLRもやる。それぞれ左右逆もやる)。
楽器の習得には少なからずこういうところがあります。
メロディ楽器だったらスケール練習とか。ロングトーンとか。
味気ないといえば味気ないし、誰でもそうやって習得する「べき」ということではありませんよね。
ただ、限られた時間でなるべく多様でしっかりしたテクニックを身につけるためには、結局これが近道みたいです。

自分は独学でパーカッションを始めたこともあって、テクニックの「穴を埋める」作業はかなり後からでした。
必要に応じて継ぎ足して、直して、今があります。


穴があれば埋めないといけないし、「これができるならこれもできなきゃダメだろ」的に増やしていかないと到底プロフェッショナルなレベルにはならないけど、ランダムにやってるわけでは全然なくて、最初の一歩のところはたいがい誰かのくれたきっかけがあります。
自分はレッスンというのもあんまりたくさん受けてきてないので、習ったやつというより、近くの人に憧れて真似したものが多いですね。
CDやビデオを観て真似したものもあるけど、そっちの比重はやや少なめなほうかもしれません。たぶん腰が重いんですね...近くで知り合いがやってるのを見ないと「俺もできなきゃ」ってならない傾向があります。

たとえば前回書いた2ウェイだと、片手シェイカーで片手叩くというのは、ニューヨークのQuenia Ribeiroのサンバクラスでドラマー全員が当たり前にできるので、こりゃいかんと思っておぼえました。
叩く×叩くは、武田マリさんのアフリカンダンスクラスで一緒に演奏してた木内祐輔くんがドゥンドゥン3つでやってたやつを、いくつか真似したのがけっこう基礎になってます。
木内くんは木内くんで、誰々がそういうスタイルで、その誰々に習った誰々がやってたのを見てこういうのを始めたんだ、と話してました。

テクニック自体は中立というか、四の五の言わずどれもこれも制覇しないといけないところはあるんですが、テクニックの伝わり方に人と人の歴史が織り込まれるのはすごく好きです。
「習う」というのは羽と羽を重ねるように手と手の動きが重なるところから来ているそうで。

2014年1月9日木曜日

2ウェイ・インディペンデンスと手順の網羅

振り物、スティック、手を使って、2ウェイ・インディペンデンスの練習をたまにしています。
左右が別々のことをする...というやつです。
去年ぐらいから演奏で使える場面もチラホラ増えてきました。

最初の壁がけっこう高かった記憶があります。
そしてまだまだできることが少ないです。
ということで、そんなに語れることもないんですが...
最近、初歩のところについては分解して考えれば意外に単純だと思うようになりました。
ちょっと書いてみます。

振り物とか、複雑な動きをする例外はありますが、とりあえずタイコ的な物でいえばまず、基本的には左右それぞれ、叩くか・叩かないかしかない。ということに着目します。
(オープン/スラップのように音色を使い分けると一気に複雑になりますが、いったん考えないでおきます。)
そうすると、パルスの位置で起きるイベントは:
・左も右も叩く
・左だけ叩く
・右だけ叩く
・左も右も叩かない
の4種類しかありません。
(体の動きという意味では非常に複雑ではありますが、そこのところもあえて無視します。)
「左も右も叩く」をフラムが左右同時になったものとすれば、スティックコントロールで練習するところのリニアな手順の順列組み合わせでまかなえます。
ということで、どこにでもフラムが打てるようになれば、たいがいの2ウェイはちょっとやればできる、と言ってもいいのかなと思います。

(写真は、レッスンのときドゥンドゥン代わりにしていたボンゴで遊ぶLaurent Camara。インディペンデンスには特に興味はなさそうでした。というかドゥンドゥンすら好きではない...凡才は色々手当たり次第やるしかありません。)

手順を網羅するメソッドとして、ドラマーはとにかくルーディメンツをやりますが、これはやっぱり非常に強いですねー。
実はひそかにやってる不定期の練習会があって、ジェンベやドゥンドゥンをプロドラマーやプロパーカッショニストの友達と一緒に叩いたりしてるんですが、ドゥンドゥンのパターンをひとりで2つ叩く、とかはみんな驚くほどすぐできてしまいます。
パターンとしては初めての状態ですが、手順を網羅的に練習している人たちだからできちゃうんだと思います。
(リズムのフィーリングは誰しも苦戦しています。当たり前ですが...)

ところでルーディメンツは「音で埋まっている」手順は網羅されてますが、隙間が多いものをゴーストノート抜きで叩く手順はまた別かな。
ジェンベの伴奏で、速いときはゴースト部分の手順を抜きますよね。あれはあれでいくつかやり込まないと難しいと思います。
こういうの、今まで説明のとき頑張って「ゴーストも含めてオルタネート」「出音だけオルタネート」とか形容してたけど、こないだドラムスマガジン読んでたらナチュラル・スティッキングとオルタネート・スティッキングという呼び名があるんですね...

別の話を書こうとしてたけど、手順の話で終わっちゃいました。
とりあえず今回はここまで。

おまけ。
この人の両手はどうなってるんでしょうか?
この木琴はガーナ?
アメリカの人で、クラシックの教育を受けた人っぽいんですが...