ストロークの速さ。以前からけっこう気になることが多かったんですが、最近また気になり始めました。
打楽器ではこれがけっこう大事な気がしてます。
1)ストロークの速さと音色
まず、速い方が強い音、まとまった音が出るんですよね。
キレイな音が出るとまでは言いませんが音が立ちやすいです。
音の粒が立つというか。そうするとグルーヴもしやすいし。
下手くそな頃は、とりあえずどんな音楽でも手はフルスイングして、「なんでうまくいかないかなー」と思ってた記憶があります(迷惑)。
この場合「ストロークの速さ」は、打面に当たるときの手やスティックの速度ですね。
(素手だけじゃなくてスティックでもかなり影響あると感じます。)
2)ストロークの速さとタイム
自分より圧倒的に上手い人と並んで叩いてて、特に二人きりの時、何をやっても自分が遅れてるように感じることがあります。
最近はあんまりないですが、以前はよくありました。
相手がどんどん速くなってるわけではないし、自分もどんどん遅くなってるわけではないのに、自分が常にちょっとずつ遅れてるような。
この現象、メカニズムは不明ですが、分かる人には「分かる!あるある!」って感じじゃないですかね?
はたから見てるとさらによく分かったりします。
そういう時の録音を聴いて、同じ人とやるときに、意識してちょっと「前め」のタイムで叩いたりして無理やり調整したこともありました。
こういうことをやると、叩いてる時に、自分でも前のめり過ぎて不安になったりします。
調整後のプレイをまた録音で聴いてみると、直さないときよりはだいぶいいんですけど。
一緒に演奏してる相手は(何か異常に盛り上がってるケースもありますが...)別に前のめりに叩いてるわけではないでしょうね。
どうも上手い人ほど、手やスティックを振ろうしてから音が出る(手が打面に着く)までにかかる時間が短いんじゃないかなと思います。自分も年々短くはなってきてる...気がする。
逆にこの時間が長いほど、出したい音を先に先に予定して叩かないといけなくなります(=前のめり)。
ということでこの「ストロークの速さ」は、手やスティックの初動と振りの速さですね。
想像してみれば分かる通り、振りはそんなに速くならないと思うので、初動が早い(時間がかからない)んでしょう。
なのでここでストローク速いって言ってるのは、
A) (当たる時の)速度が速い
B) 振ろうとしてから音が出るまでが早い
の2つの話みたいです。
B)は即興演奏にもとても重要な能力だと思います。
3)ストロークの速さと即興
手やスティックを振ろうとしてから早く音が出せると、出したいときにすぐ音が出せます。
すなわちより即興的なプレイが上手になる傾向があるようです。
ジャズのプレイヤーが「反応速いよねー」とか言うのは、脳も多少速くはなってるんでしょうが、この話だと思います。
打楽器で言うと、ジャズドラマーはものすごい速いです...
あ、あと、やっぱり止めるスキル、とかもありますね。
これも難しいですね。
余談)手の高さ
ハンドパーカッションの名人で、たまにめちゃくちゃ手が低い人いますけど、振る距離が短くなる=B)の速さが確保しやすい(ギリギリでも間に合いやすい)ので理にかなってますね!
...というだけでは済まなくて、普通の人がやるとA)の速さ(当たる時の速度)が確保できなくなり、強い音や粒の立った音を出すのはめっちゃ難しいです。ガッカリ。
逆に、名人ですごく手が高い人もいますね。
基本、高いとカッコいいですよね。
僕も気持ちの高まりは手の高さで表現するようにしてます!
(それでいいのかどうかは知りません。)
高く上げれるためには、遠くからでも、いつ振り始めたらいつ着くかが分かってないといけないので、経験が必要です。
打面からほど近い低空域で手をパタパタやる経験は誰でも積んでいるのですが、高いところになるほど経験が乏しくなって、座標も把握できなくなったりするように思います。
僕はこれを「制空圏が低い」と言っています(滅多に言う機会がないですが)。
まあ自分もあんまり高くないです。
ということで最後は、手が低いのも高いのもどっちもすごい!という話でした。
打楽器ではこれがけっこう大事な気がしてます。
1)ストロークの速さと音色
まず、速い方が強い音、まとまった音が出るんですよね。
キレイな音が出るとまでは言いませんが音が立ちやすいです。
音の粒が立つというか。そうするとグルーヴもしやすいし。
下手くそな頃は、とりあえずどんな音楽でも手はフルスイングして、「なんでうまくいかないかなー」と思ってた記憶があります(迷惑)。
この場合「ストロークの速さ」は、打面に当たるときの手やスティックの速度ですね。
(素手だけじゃなくてスティックでもかなり影響あると感じます。)
2)ストロークの速さとタイム
自分より圧倒的に上手い人と並んで叩いてて、特に二人きりの時、何をやっても自分が遅れてるように感じることがあります。
最近はあんまりないですが、以前はよくありました。
相手がどんどん速くなってるわけではないし、自分もどんどん遅くなってるわけではないのに、自分が常にちょっとずつ遅れてるような。
この現象、メカニズムは不明ですが、分かる人には「分かる!あるある!」って感じじゃないですかね?
はたから見てるとさらによく分かったりします。
そういう時の録音を聴いて、同じ人とやるときに、意識してちょっと「前め」のタイムで叩いたりして無理やり調整したこともありました。
こういうことをやると、叩いてる時に、自分でも前のめり過ぎて不安になったりします。
調整後のプレイをまた録音で聴いてみると、直さないときよりはだいぶいいんですけど。
一緒に演奏してる相手は(何か異常に盛り上がってるケースもありますが...)別に前のめりに叩いてるわけではないでしょうね。
どうも上手い人ほど、手やスティックを振ろうしてから音が出る(手が打面に着く)までにかかる時間が短いんじゃないかなと思います。自分も年々短くはなってきてる...気がする。
逆にこの時間が長いほど、出したい音を先に先に予定して叩かないといけなくなります(=前のめり)。
ということでこの「ストロークの速さ」は、手やスティックの初動と振りの速さですね。
想像してみれば分かる通り、振りはそんなに速くならないと思うので、初動が早い(時間がかからない)んでしょう。
なのでここでストローク速いって言ってるのは、
A) (当たる時の)速度が速い
B) 振ろうとしてから音が出るまでが早い
の2つの話みたいです。
B)は即興演奏にもとても重要な能力だと思います。
3)ストロークの速さと即興
手やスティックを振ろうとしてから早く音が出せると、出したいときにすぐ音が出せます。
すなわちより即興的なプレイが上手になる傾向があるようです。
ジャズのプレイヤーが「反応速いよねー」とか言うのは、脳も多少速くはなってるんでしょうが、この話だと思います。
打楽器で言うと、ジャズドラマーはものすごい速いです...
あ、あと、やっぱり止めるスキル、とかもありますね。
これも難しいですね。
余談)手の高さ
ハンドパーカッションの名人で、たまにめちゃくちゃ手が低い人いますけど、振る距離が短くなる=B)の速さが確保しやすい(ギリギリでも間に合いやすい)ので理にかなってますね!
...というだけでは済まなくて、普通の人がやるとA)の速さ(当たる時の速度)が確保できなくなり、強い音や粒の立った音を出すのはめっちゃ難しいです。ガッカリ。
逆に、名人ですごく手が高い人もいますね。
基本、高いとカッコいいですよね。
僕も気持ちの高まりは手の高さで表現するようにしてます!
(それでいいのかどうかは知りません。)
高く上げれるためには、遠くからでも、いつ振り始めたらいつ着くかが分かってないといけないので、経験が必要です。
打面からほど近い低空域で手をパタパタやる経験は誰でも積んでいるのですが、高いところになるほど経験が乏しくなって、座標も把握できなくなったりするように思います。
僕はこれを「制空圏が低い」と言っています(滅多に言う機会がないですが)。
まあ自分もあんまり高くないです。
ということで最後は、手が低いのも高いのもどっちもすごい!という話でした。